15.副業ギター講師として「教える」を仕事にするまでのリアルな道のり

ギター講師

💡 趣味から仕事へ——その間にある「壁」

ギターを始めたとき、まさかそれが「教える仕事」につながるなんて思ってもいませんでした。

ずっと趣味として楽しんできたギター。
ただ、あるときふと気づきました。

「この技術、誰かの役に立てるんじゃないか?」
「教えることを副業にできたら、人生の選択肢が広がるかもしれない」

でも、そこから実際に「教えることをお金に変える」までの道のりは、
思っていた以上に試行錯誤の連続でした。

今回は、私が副業ギター講師として歩んできたリアルな過程を振り返りながら、
これから始める人に役立つポイントをお伝えします。


🎯 ステップ①:ギターは弾ける、でも「教える」は別モノ

ギターの演奏と、ギターを「教える」ことは全く別のスキルです。

当初は、「ある程度弾けるようになったし、教えるのもできるだろう」と思っていました。
でも実際には、生徒さんの疑問に対して、

  • どう説明すれば伝わるか?
  • なぜその弾き方になるのか?
  • できない原因はどこにあるのか?
    を的確に伝える難しさを痛感しました。

だから私はまず、「教える力」を磨くために、自分の演奏を言語化する練習から始めました。

  • コードチェンジのとき指はどう動いているか
  • リズムの取り方をどう感じているか
  • 練習メニューをどう組み立てると効果的か

これを言葉にできるようになって初めて、
「教える側」に立つ準備が整い始めた気がしました。


🎯 ステップ②:勇気を出して無料体験会を開催

次に始めたのは、体験レッスン会の開催です。
いきなり有料ではハードルが高いと感じたため、まずは無料体験を実施することにしました。

場所は友人のお店(リンパドレナージュ)を借りました。
SNSで告知し、初回は3名の参加者が来てくれました。

このとき心がけたのは、「完璧なレッスン」を目指さないこと。
それよりも、

  • ギターの楽しさを感じてもらうこと
  • 安心して話せる空気を作ること
  • 「また会いたい」と思ってもらうこと

に全力を注ぎました。

結果的に、3人のうち1人が個別レッスンに申し込んでくれたとき、
「教えることが仕事になる」実感が初めて湧いたのです。


🎯 ステップ③:メルマガ導入で仕組み化に着手

生徒を増やすには「一人ひとりに個別対応」だけでは限界があると感じ、
私は早い段階でメルマガを活用することにしました。

登録してくれた方に、

  • 自己紹介とレッスンの流れ
  • 体験レッスンの案内
  • レッスン継続の特典
  • 発表会や交流会の情報
    などを自動で届ける仕組みを整えたことで、
    レッスン申込み率が明らかにアップしました。

この「仕組み化」によって、時間のない副業スタイルでも、
安定して生徒さんを増やせる流れを作ることができました。


🎯 ステップ④:「副業」だからこそ柔軟に向き合う

本業がある中でギター講師をするというのは、時間管理も大変です。
ただ、副業だからこそ「選ばれる存在」になるチャンスもあると感じています。

  • 「週末だけ」という限定感
  • 本業とは違う個性を出せること
  • ライフスタイルに寄り添ったレッスンができること

生徒さんにとっても、「気軽に始められる先生」は魅力のひとつです。

私自身も、無理なく続けられるスケジュール設計にこだわり、
無理なく、でも着実に生徒数と信頼を積み重ねてきました。


🌟 教えることは、誰かの人生に関わること

ギター講師として副業をするなかで、何よりも感じるのは、
教えることは、人の人生に少しだけ関わることだということです。

「初めてコードが弾けた!」と笑顔になった生徒さん
「この前、友達の前で演奏できました」と報告してくれた高校生
「もう少しうまくなったら、人前で弾いてみたい」と話してくれた主婦の方

そんな“音楽と向き合う時間”を一緒に過ごせることは、
教える側にとっても大きな喜びであり、やりがいそのものです。


🎯 教えることに興味があるなら、まず一歩踏み出してみよう

副業ギター講師は、特別な資格や肩書きがなくても始められる仕事です。
でも、そこに情熱と誠実さがあるかどうかが問われます。

  • 誰かの役に立ちたい
  • 音楽の楽しさを広めたい
  • 自分の可能性を広げたい

そんな思いが少しでもあるなら、まずは1人にでも教えてみること。
その一歩から、確実に道は開けていきます。

私もまだ道の途中ですが、「教える」を仕事にする日々は、
本当に豊かで、自分らしくいられる時間だと感じています。

📘 次回予告:副業ギター講師が「自分らしい働き方」を見つけるヒント

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