🌸 少しずつ変わっていける週末の時間
週末になると、Dさんと食事やイベントに行くことが多くなりました。
Dさんの家は、私の自宅から車で30分ほどの距離。しかし、彼女はいつも週末になると車で迎えに来てくれました。
今まで私は、妻への恨みつらみで思考が停止していた。何をしても過去のことばかり考えてしまい、前を向く気力すらなかった。そんな中、Dさんと過ごす時間は、停滞していた私の心を少しずつほぐしてくれました。
彼女の明るさや行動力に触れていると、自分も少しずつ変わっていける気がしました。
💼 DさんとEさん——自分で道を切り開く人たち
Dさんはリンパドレナージュと雑貨のお店を経営していました。
リンパドレナージュとは、手で全身のリンパ液の流れを促進し、老廃物を排出する施術。身体の健康を整えるだけでなく、心までリラックスできる効果があるそうです。
一方、バンド仲間であるEさんも個人事業を営んでおり、飲食店のコンサルタントだけでなく、輸出業にもチャレンジしていました。
ある日、Eさんと二人で飲みに行った際、こんな質問を投げかけられました。
「個人事業はやらないんですか?」
思いがけない問いに、私は答えました。
「考えたこともなかった。でも、失うもののない今の自分には、挑戦しない理由はないのかもしれない。」
🧭 「自分自身の棚卸し」から始める再出発
ただ、その時に思ったのは──
「何をやればいいかわからない。知識も経験もない。そんな自分に何ができる?」
そんな私に、Eさんはこう助言してくれました。
「まずは自分自身を棚卸ししてみてください。できそうなことを整理していけば、やりたいことが見えてくるかもしれません。」
「自分自身の棚卸し」とは、過去の経験やスキル、自分の得意なことを見つめ直すこと。
何ができて、何に向いているのかを知ることこそが、再出発の第一歩。
「よし、まずは自己分析から始めよう。」

DさんやEさんのように、自分で人生を切り開いていく生き方。
私にも、そんな未来があるのかもしれない──
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