11.報告書完成と精神崩壊の狭間で。いよいよ妻との決戦へ

新築離婚

📄 調査は完了、報告書作成に1か月

探偵から「調査は終了しましたが、報告書作成に1か月ほどかかる」と告げられました。

一刻も早く、妻に真実を突きつけ、罪を認めさせたい。

しかし証拠はまだ公にできない。誰にも言えず、ただただ黙って日々をやり過ごす。

その日々はまさに地獄でした。


😞 希死念慮と心療内科受診

ある日、ふと「この苦しみから逃れたい」と希死念慮が湧き上がりました。

このままでは自分が壊れてしまう。

そう思った私は、心療内科に駆け込み、診察を受けました。診断結果は「適応障害」。

弁護士からも「診断書があれば、慰謝料請求時の有利な材料になる」と言われ、診断書も発行してもらいました。

帰宅すると、妻は何事もなかったように家事をこなしていました。

通院のことを知られれば、「そんなの病気じゃない」「金の無駄遣い」と言ってくるに違いないと思い、薬は見つからないように隠しました。

ところがある日、妻が私の薬を見つけ、義母にこう言っていたそうです。

「私は大学で心理学を学んでいたからわかる。適応障害で病院に行くなんて金のムダ。」

……絶句でした。


🧍‍♂️ 義父母からの促しと報告書完成へのカウントダウン

妻と口をきかなくなってから、すでに3か月。

ある日、義父母から「お互いにきちんと話をしてほしい」と言われました。

私は「あと2週間だけ待ってほしい」と答えました。なぜなら、報告書の完成が間近に迫っていたからです。

報告書が手元に届いたら、事実確認とともに別居を進めるつもりでした。


🏢 上司への告白と仕事の引き継ぎ

精神的な限界を感じた私は、職場の上司にすべてを打ち明けました。

適応障害の診断書も見せ、「もしかすると休職が必要になるかもしれません」と伝えました。

上司は非常に理解を示してくれ、仕事の引き継ぎ準備を進めてくれました。


📦 遂に報告書完成!衝撃と安堵の瞬間

その1週間後、探偵から「報告書が完成しました」と連絡がありました。

安堵。ようやく、報われる。

すぐに探偵とアポを取り、週末に報告書を受け取りに行きました。

76ページにも及ぶ分厚い調査報告書、そしてDVD4枚。

中身を確認すると、B氏のアパートに仕掛けた定点カメラやスタッフによる尾行映像で、妻とB氏の姿が鮮明に映っていました。

……え?

B氏、まさかのデブでブサイク!?

「どうした、妻……?」


⚖️ 弁護士と作戦会議。そして決戦の夜へ

その足で、私はすぐに野中弁護士の事務所へ。

調査報告書を見た弁護士は一言。

「これは言い逃れできないですね。さすが〇〇探偵事務所」

どうやら、あの辿々しい喋りの探偵とも面識がある様子でした。

夜は、義父母から指定された妻との話し合いの日。

弁護士と今後の対応について打ち合わせたうえで、自宅に帰りました。

風呂に入り、夕飯を済ませたあと、妻が子どもを寝かしつける時間に入りました。

そして、子どもが眠った頃――

妻が部屋から出てきました。

私は立ち上がり、ゆっくりと声をかけました。

「ちょっといい?話があるんだけど…」

準備は整った。

いよいよ、妻との決戦が始まります。


📘 次回予告:新築離婚のきっかけは不倫の告白。証拠は見せない作戦の心理と効果

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