💡 個別レッスンのスタートラインに立つ
副業でギター講師を目指し、体験会を重ねた私は、ついに「初めての個別レッスン」に挑むことになりました。
これまでの体験会とは違い、1対1で向き合う個別指導。
緊張と期待が入り混じる中、私は一歩を踏み出しました。
🎤 レッスン当日|1対1の緊張感
最初の個別レッスンの生徒さんは、20代後半の女性でした。
ギターは完全初心者。
「昔からギターに憧れていたけれど、なかなか始める勇気が持てなかった」と話してくれました。
私は内心、ものすごく緊張していました。
体験会のように周りに他の参加者がいるわけでもなく、全ての視線が自分に向かう環境。
「ちゃんと満足してもらえるだろうか」「つまらないと思われないだろうか」と不安が押し寄せます。
しかし、生徒さんの不安も同じくらい大きいはず。
そう自分に言い聞かせ、レッスンをスタートさせました。
🎯 難しかったこと①:「相手のペース」に合わせること
最初に難しさを感じたのは、「自分のペースで教えてはいけない」ということでした。
ギターを弾ける側からすると、「これくらいはすぐできるだろう」と無意識に思ってしまいがちです。
ですが、初心者にとっては、ピックを持つ手も、コードを押さえる指も、すべてがぎこちないのです。
最初はつい、自分の予定していたカリキュラム通りに進めようとしてしまいました。
でも、生徒さんの表情を見ると、どんどん焦りと戸惑いが増していくのがわかりました。
この瞬間、私はレッスンの進め方を軌道修正しました。
🔧 工夫したこと
- 無理に次に進めず、1つできたらすぐに褒める
- 相手が「楽しい」と思えるポイントでしばらく止まる
- 小さな成功体験を積み重ねることを最優先にする
結果、生徒さんの表情に少しずつ笑顔が戻ってきました。
🎯 難しかったこと②:「言葉で伝える」難しさ
もう一つ、思った以上に苦戦したのが「言葉で伝えること」でした。
ギターは感覚的な要素が強い楽器です。
自分で弾くときは、指の位置や力加減を無意識に調整しています。
それを初心者に対して、
- どう押さえるか
- どれくらいの力で押さえるか
- どのくらいの角度で弾くか
を言葉で具体的に説明するのは、本当に難しかったです。
🔧 工夫したこと
- 手元を見せながら、視覚で伝える
- 身近な例え話(「ドアノブを回すイメージ」など)を使う
- 実際に一緒に音を出して、違いを体感してもらう
言葉だけに頼らず、目と耳と体で覚えてもらう工夫が大切だと学びました。
🌟 個別レッスンのやりがい
難しさに直面する一方で、個別レッスンには大きなやりがいも感じました。
それは、生徒さんの成長を間近で見られる喜びです。
初めは弦を押さえるだけで苦戦していた生徒さんが、
30分後にはコードで「ジャン!」と音を鳴らすことができたとき──
「わあ、音が鳴った!」と嬉しそうに笑ったその顔を見て、私は心から思いました。
「ああ、これだ。これがギターを教えることの楽しさなんだ。」
ギターを弾けるようになる喜びを、誰かと共有できる。
それが、個別レッスンならではの醍醐味だと実感しました。
🚀 副業ギター講師としての第一歩
初めての個別レッスンを終えたとき、
私の中には確かな達成感と、次への意欲が生まれていました。
もちろん、まだまだ課題はたくさんあります。
もっとわかりやすく教える工夫も必要ですし、レッスン内容の引き出しも増やしていかなければなりません。
でも、「自分にもできる」という手応えを得られたことは、大きな自信になりました。
副業としてギター講師を続けるなら、
一人ひとりの生徒さんと向き合い、
その人の「ギター人生の最初の一歩」を支える存在でありたい。
そんな想いを新たに胸に刻みました。
📘 次回予告:ギター初心者に教えるときに意識すべきポイント5選
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