💡 初心者に教える難しさに気づいた瞬間
副業でギター講師を目指し活動を始めたばかりの私は、最初に直面した壁が「初心者に教えることの難しさ」でした。
「ギターを弾ける自分」と「ギターを教える自分」は、まったく別の存在だったのです。
何も知らない人に、一からギターを教える。
これは思った以上に繊細な作業であり、深い理解と工夫が求められるものでした。
私自身の体験を通じて学んだ学びをお伝えしていこうと思います。
🎯 コツ①:「できない前提」でレッスンを組み立てる
初心者向けレッスンでまず意識すべきことは、「できないことが当たり前」という前提に立つことです。
ギターを教えようとすると、つい「これくらいは分かるだろう」と思い込んでしまいがちです。
ですが、初心者にとっては、
- 弦を押さえるだけで精一杯
- ピックを持つ手が震える
- 音が出るだけでも奇跡
という世界です。
🔧 工夫したこと
- 弦の名前やフレット番号なども、専門用語を避けて説明する
- 1つの動作を教えたら、必ず確認と復習を挟む
- 少しでもできたら、大げさなくらい褒める
これだけで、参加者の表情がぐっと明るくなりました。
初心者にとって、「できるかできないか」ではなく、「やってみようと思えるか」が最初のハードルなのです。
🎯 コツ②:「できた体験」を必ず作る
レッスンの中で、必ずひとつは**「できた!」と思える体験**を作るよう心がけました。
たとえば、
- Em(イーマイナー)というシンプルなコードを押さえて音を出してもらう
- 1コードだけでできる簡単な伴奏に挑戦してもらう
こういった小さな成功体験は、初心者のモチベーションを一気に高めます。

🔧 工夫したこと
- まずは1コード+リズムだけに絞る(無理に複数コードに進まない)
- 1分以内で弾ける超シンプルな練習曲を用意する
- その場で「できた体験」を写真や動画で記録してあげる
レッスン後に「これが今日の成果だよ」と伝えることで、参加者自身も成長を実感できるのです。
🎯 コツ③:「次に進む理由」を与える
副業としてギター講師を続けるうえで、
一度きりのレッスンではなく、継続して通ってもらうことがとても大切です。
そのためには、レッスンの終わりに必ず「次に進む理由」を提示することがポイントだと気づきました。
例えば…
- 「今日はEmコードが弾けたから、次はもう1つコードを増やして曲を弾けるようにしよう」
- 「リズムがだんだん安定してきたから、次はストロークに挑戦してみよう」
こういった小さな「次への期待」を植え付けておくことで、
「もっとやりたい」という気持ちが自然に生まれます。
🔧 工夫したこと
- 毎回、「今日の達成」と「次回の目標」をセットで伝える
- 次回レッスンのテーマを簡単に紹介し、興味を引く
- 「上達への階段」を見せてあげるイメージでレッスンを組み立てる
初心者は、「先が見えないこと」に不安を感じます。
だからこそ、「次はこんなふうに成長できるよ」と未来を見せてあげることが大切なのです。
🌟 副業ギター講師に必要な「心構え」
副業でギター講師を始めると、どうしても
「レッスン料を得ること」や「生徒を増やすこと」ばかりに目がいきがちです。
ですが、最も大事なのは
「目の前の生徒に、小さな成功体験を届けること」
だと私は思います。
生徒が笑顔になれば、また次も来てくれます。
生徒が成長を実感できれば、自然と口コミも広がります。
その積み重ねが、副業ギター講師としての基盤を作っていくのです。
📘 次回予告:ギター講師デビューに必要な最低限の準備とは?
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