💡 ギター体験会、当日
ギター体験会の当日を迎えました。
正直、不安しかありませんでした。
準備はしてきましたし、頭の中では何度もシミュレーションを繰り返しました。
それでも「誰も来なかったらどうしよう」「場がもたなかったらどうしよう」といった不安が、朝からずっと頭を離れませんでした。
でも、もうやるしかない。
ここまで背中を押してくれたDさんに対して、今さら後戻りなんてできません。
私は店内に一歩足を踏み入れました。
🎤 最初の参加者たち
最初に来てくれたのは、2人の参加者でした。
一人目は40代の男性で、「弾き語りをやってみたい」と、少し照れたように話してくれました。
アコースティックギターの経験は1年未満とのことでした。
もう一人は20代の女性で、保育士さん。
ギターに触れたことがあるのは子どものオモチャ程度で、ほぼ完全な初心者とのことでした。
正直、内心では焦っていました。
経験値も動機もバラバラな二人に、どうやってレッスンを進めたらいいのかと。
ですが、これはまさに自分が挑戦しようとしていた現実そのものだと思い、気持ちを切り替えました。
🧑🏫 初めてのレッスン
まずはアコースティックギターについての簡単な説明からスタートしました。
ギターの特徴や選び方などを話すと、二人とも興味深そうに耳を傾けてくれました。
続いて、ピックの持ち方、ギターを構えるフォーム、そして弾き方の基本を伝えました。
コードはEmとAadd9に絞りました。
指の押さえ方を一緒に確認しながら、音が鳴った瞬間、二人とも自然と笑顔になっていました。
その後、EmとAadd9だけで演奏できる簡単な楽曲を一緒に弾いてみると、少しずつ演奏の楽しさが表情に現れていきました。
「はじめてでもコード弾きができる」という感覚を体験してもらいたかったのです。
✨ 次の参加者と課題
次に来てくれたのは、20代の男性。
彼はエレキギターを抱えてやってきて、開口一番こう言いました。
「Xを弾いてみたいんです!」
その勢いに思わず思わずニヤリとしてしまいました。
エレキギター初心者とのことだったので、今回はパワーコードとミュートのやり方に絞ってレッスンを行いました。
彼の集中した表情に、こちらも自然と熱が入りました。
教えることの面白さと難しさを改めて実感しました。

🔍 反省と気づき
イベントを終えて、いくつかの反省点が浮かび上がりました。
- 初開催だったこともあり、タイムスケジュールや内容の細部を詰め切れていなかったこと。
- 3コードで弾ける曲を事前に用意しておけば、より実践的なレッスンができたこと。
- 経験値の異なる参加者を同時に対応する難しさを感じたこと。
一方で、良かった点も多くありました。
- 店内にはWi-Fi環境が整っており、音源を流したりコード譜面などを見せながらのレッスンができたこと。
- Googleフォームでアンケートを取り参加者の声をリアルに知ることができたこと。
- 体験会の様子を撮影し、今後の告知に活用できる素材が得られたこと。
そしてなにより、「楽しかった」と笑顔で言ってもらえたこと。
その一言が、すべてを肯定してくれた気がしました。
🚀 次に向けて
今日の体験をもとに、これから少しずつ改善を重ねていこうと思います。
- アンケートは今後も継続して実施。
- 時間制(1時間枠)での予約制に移行。
- 「楽しくやる」をテーマに、緊張しすぎない空気づくりを目指す。
- 月に一度の体験イベントを定期開催。
- ゆくゆくは発表会の開催も検討。
- 3コードで弾ける楽曲をレパートリーとして用意。
- 定着してきたら、飲み物代やおやつ代程度の参加費も考える。
- 「自己流では気づけない、最短で上達できるレッスンの価値」を明確に伝える。
- メトロノームやBluetoothスピーカーなど、備品も少しずつ整備。
🌱 一歩踏み出せた一日
手探りではありましたが、なんとか無事に終えることができました。
完璧ではなかったけれど、しっかりと「やりきった」と感じることができた一日でした。
挑戦してみてよかった。
勇気を出して、一歩踏み出してよかった。
今日という日が終わりDさんと話をし今後の収益化を見越し、「POCKET BEAT」とて活動することにしました。
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