9. ワークショップでのファシリテーターの役割

ファシリテーター

ワークショップと聞くと、参加型・対話型の学びを想像する方が多いと思います。
その場を円滑に進めるのが「ファシリテーター」の役割です。

しかし、ただ進行するだけでは不十分。場の雰囲気を作り、対話を引き出し、参加者の学びや気づきを“行動”に変えていく——そんな力が求められます。


🪑 会場設計:対話が生まれる「場」をつくる

ワークショップの質を決めるのは、冒頭の“場づくり”。
椅子の配置は、自然と目線が交わる円形やコの字型がベスト。
固定席よりフリーアドレスにすると、参加者の緊張もほぐれやすくなります。

📌 付箋、ホワイトボード、模造紙などの「見える化」ツールも重要。
参加者が自分の意見を整理しやすくなる工夫が、活発な議論を後押しします。


🎤 進行役の腕の見せどころ

まずは「今日の目的と流れ」をしっかり共有。
アイスブレイクを入れて空気を和らげると、発言のハードルが下がります😊

また、話し合いの中では役割分担を取り入れるのもおすすめ。

  • 🖊 書記:発言をまとめる
  • ⏱ タイムキーパー:時間管理
  • 🎙 発表者:意見を代表して伝える

役割を持つことで参加者の主体性が生まれ、自然と議論が盛り上がります!


🧾 成果をカタチにする「まとめ」の工夫

せっかくのワークショップも、振り返りがないと学びは定着しません。

🔸 グループで模造紙に意見をまとめて貼り出す
🔸 全体共有の時間を設けて「気づき」を交換
🔸 振り返りシートで自分の学びを整理

こうした「見える化」は、参加者の行動変容にもつながります📈


💡 ファシリテーターは“エネルギーを与える存在”

ファシリテーターは単なる進行役ではなく、場の“エンジン”とも言える存在。
目の前の空気を読み、必要に応じてアプローチを変えながら、場の流れをつくるスキルが求められます。

“誰一人取り残さない場づくり”こそ、真のファシリテーション。
そのために、事前準備や柔軟な対応力が欠かせません。


📘 次回予告:PTA・地域活動に使えるファシリテーション

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