6.幸せだったはずの新居で始まった崩壊。妻の言動と不穏な影

新築離婚

🏡 新居での生活、最初のつまずき

新居に引っ越してから、しばらくは家族みんなが穏やかな幸福に包まれていました。

大人の手が多いこともあり、子どもたちの相手に困ることはなく、賑やかでにぎやかな日々が続いていました。

しかし、次第に日常のなかに小さな綻びが見え始めたのです。


🍱 義父母との同居が生んだ新たな負担

義母は専業主婦でしたが、食事の準備を積極的に行うタイプではありませんでした。義父母は元々スーパーの惣菜で夕食を済ませる生活スタイルで、食費は1か月に10万円もかかっていたと聞かされ驚きました。

これまで我が家の食費は4人で3万円ほど。生活スタイルのギャップは、思った以上に大きなものでした。

結果として、6人分の食事をすべて妻が担うようになり、彼女の負担は増すばかり。

私も家事の分担には協力的だったつもりですが、妻にとっては「思い通りではない」やり方だったのかもしれません。


💥 再び爆発する妻の怒り

新居に入って1ヶ月後、外構工事のカーポートの積雪対応について私が「150cmのタイプにしても100cmとの差は10万円程度だから、そちらが安心では」と提案したところ…

妻は険しい顔でこう言いました。

「は?10万しか?あなたの小遣い削ってそこから払えば?」

昔から、妻は「自分は貧しい家庭で育ったから、あなたとは価値観が違いすぎる」とよく口にしていました。今回も、金銭感覚やその“言い方”が、彼女の神経を逆撫でしたのでしょう。

そこから2週間、妻は私とほとんど口をきかなくなりました。


💔 離婚宣言と無責任な提案

ある日、義父母から「妻が離婚したいと言っている」と聞かされました。さすがに我慢の限界で、私は妻に直接問いただしました。

「どうしたいの?」

「離婚したいです。養育費もいりません。来年の3月には子どもを連れて出ていきます」

「家は?あなたの両親も巻き込んで建てた家なのに?1人でやっていけるの?」

「あなたはこの家に親と住めばいい。私は1人でやっていける自信がある」

「その大丈夫に根拠は?2人の子どもを1人でどう育てるの?プランを出してもらわないと離婚は受け入れられない」

「わかりました。3月までに根拠となる設計プランを出します」

私が“無責任だ”と指摘すると、妻は烈火のごとく怒りをぶつけてきました。


🧒 子どもへの悪影響と家庭の崩壊

それ以降、妻はイライラが溜まると子どもにグチをこぼすようになりました。

「ママはこの家を出ていく」「パパはクソ旦那」

そんな言葉を、5歳の子どもの口から聞くようになったのです。

私は「頼むから子どもに吹き込むのはやめてくれ」と懇願しましたが、妻は「感情がコントロールできない」と答えました。

この状況に私は言葉を失い、妻と話すことをやめました。


🏃‍♂️ 逃げたくなる毎日と芽生える疑念

新居が完成する前から、私は妻の負担を軽減するため、週末に子どもを連れて実家に帰るようにしていました。

ですが、口をきかなくなってからは「この家から逃げたい」という気持ちが強くなり、週末ごとに実家に帰る頻度が増えていきました。

ある日、子どもを連れて21時過ぎに新居へ戻ると、妻がまだ帰宅していない。

義母は「何してんだろうねー」と言うだけ。

私は不審に思い始めました。


📍 GPSで追った妻の行動

私が子どもを連れて帰る際、妻の車を借り、妻は私の軽自動車に乗ることが多くなっていました。

そこで、私はGPSを購入し、自分の車の鍵に取り付けました。

ある週末、GPSで妻の現在位置を確認すると、集合アパートの位置が表示されました。

「ママ友の家にでも行ってるのかな」

まだこの時点では、私は妻を信じたかったのです。


📱 再び疑惑が深まる行動

2〜3週間が経ち、再び私は子どもを連れて実家に向かいました。

その日、妻は健康診断の予定でしたが、昼間にGPSを確認すると市内中心部に位置情報が。

運転が苦手な妻が一人でそんな場所へ行くとは考えにくい。

「誰かと一緒にいるのかもしれない…」

疑念は、次第に確信へと変わっていったのです。


📘 次回予告:決定的な夜。GPSが示したラブホテルと崩れる信頼

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