15.休職生活

新築離婚

次の日、出社した私は涙が止まりません。

感情をコントロールすることができず、仕事どころではありませんでした。

上司に事情を話し、今日は休ませて欲しいと伝えると、「いいから。休職しろ。ゆっくりやすんで元気になったら戻ってこい!総務部長には俺から話をしとくから。」と言われました。

本当にありがたく感じました。

なぜ、俺はこんな思いをしなければならないのか?

なぜ、子供達は傷つかなければならないのか?

なぜ、妻は平気な顔をしていられるか?

妻は相変わらず、私がいなくなりストレスがなくなったと新居で喜んでいるでしょう。

心から憎しみが湧き上がってきました。

まずはゆっくり静養して、淡々と事を進めよう。そう心に決めました。

会社からそのまま自宅に帰ると、総務部長から電話がかかってきました。

総務部長「課長から話は聞いたよ。大丈夫か?」

「すみません。うぅー…。」

総務部長「大丈夫じゃなさそうだな。午後から少し時間が取れそうだから、そちらに向かうよ。近くにファミレスみたいなとこあるか?」

会社から自宅までは車で1時間もかかるのですが、総務部長はわざわざ話を聞きに来てくれました。これまでの経緯などを話し、今後についても相談にのっていただきました。最後に総務部長からは、まずは薬をしっかり飲んでしっかり休むよう告げられ、会社に戻られました。

理解ある上司に恵まれ、心が救われました。

次の日から自宅での静養生活がはじまりました。

仕事が休みになり体の負担が減ったとはいえ、毎日子供のことが頭から離れず平常心を保つことがやっとでした。

「なんで、こんなことになったんだろう。俺が何をした。なぜこんなに苦しまなければならないのか。楽になりたい。」

静養期間中に自殺マニュアルを購入し、1番楽な死に方を調べました。

ただ、1番苦痛を味わう死に方も書いてあり、色々とよんでいるうちに他人事に思えてきました。

自分を取り戻そう。

私の友人の中には同じような境遇でシングルになった者、離婚しなかったが夫婦生活が破綻している者などが身近にいました。

自分の話を聞いてもらいたい。

しばらくは連絡を取っていませんでしたが、片っ端から連絡しました。そうしなければ自分を失いそうで怖かった。中には200キロ以上離れた遠方の仲間もいましたが、会いにいきました。

時間は充分にある。

話を聞いてもらっていく中で、少しずつ心の傷が癒えていく感覚がしました。

心の弱さを鍛えるためにジム通いもはじめました。気を紛らわすためにバンド活動もはじめました。

気がつけば1ヶ月が経とうとしてました。

私はある一つの決心を固めました。休職後は新築した家に戻り離婚協議を進めようと考えていましたが、パパが家に戻る事により子供達に変な期待をされてしまう事になってしまう。

このまま、別居して離婚協議を進めよう。

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