14.壊れた日

新築離婚

実家に暮らすにあたり、私の両親に全ての経緯を話ました。

両親は、妻に対して厳しいことは言いませんでしたが、子供のことをとても心配してました。

私の母は独り言のようにつぶやきました。

「5歳の子供はいろいろと気がついているだろうから、もうすでに心の傷がついてるよ。一生消えない傷が。」

上の子は、私によく絵を書いてくれとせがむのですが、私が実家に戻る数日前は「パパとママの結婚式の絵を書いて」「パパとママの絵の手を繋がせて」と要求してきました。

「パパとママは一緒にいれないんだ。ごめん」

私は心の中でつぶやきました。

週末になると、子供たち2人を私の実家に連れて戻りました。

一緒に遊び、一緒にご飯を食べて、一緒にお風呂に入って、一緒に寝る。本当に幸せでした。

妻のいる新居に送り届けるのが、つらくてたまりません。

ある時、いつものように子供達を私の実家に泊め、翌日に送ろうとした時です。上の子が珍しく帰るのを拒みました。

子供「パパも一緒に帰ろう。またサヨナラして、しばらく会えなくなるのは嫌。」

「あっそうだ。いい事考えた。今日は、パパもママのいるおうちに一緒に帰ろう。そしてパパと一緒に寝んねする。」

私「いつもママと寝んねしてるでしょ?だから今日もお家に帰ったらママと寝んねだよ。」

子供「いつもは我慢してママと寝んねしてるんだよ。本当はパパと一緒に寝んねしたいんだよ。」

本当はずっと、そばにいたかった。私は感情をこらえるのが精一杯でしたが、妻の住む新居に子供を送り届けた途端、帰りの車で男泣きをしました。

ついに、私の精神は崩壊しました。

次の記事

コメント

タイトルとURLをコピーしました